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教育シンポジウム「グローバル時代の学校経営戦略」を実施

2023.10.04

9月24日 GIPを運営する留学情報館や、図書印刷が事務局を務めるInternational Student Success Associationが教育シンポジウム「グローバル時代の学校経営戦略」を実施しました。

学校関係者、教育関係者の方が約100名集まり充実した会になったのではないかと思います。

開会の挨拶・イントロ

教育シンポジウムのイントロ

図書の印刷株式会社の常務、斎藤より開会のご挨拶に始まり、代表の大塚が、シンポジウムの趣旨や流れを説明させて頂きました。

目的「学校や先生方の知見・ノウハウのシェア」
テーマ:再現性

シンポジウムの目的は、一言でいうとこれにつきます。

結果として約100人の学校・教育関係者が集まり、参加者アンケートの結果も5段階中4.8と、非常に満足度の高い会になったのではないかと思います。

1部 海外進学実績を利用した生徒募集戦略

海外進学実績を利用した生徒募集戦略

1部は学校経営者の方向けに、登壇頂く方は以下のお三方にお願いしました。

日野田直彦(千代田国際中学校 校長)
池田靖章(香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 学校長)
小野田一樹(宇都宮海星学園理事 星の杜中学校・高等学校 副校長)

お三方はこの少子化時代に生徒募集という文脈で素晴らしい成果をあげていらっしゃる方々です。

それぞれの教育哲学や海外進学をしたいという生徒の向けて行った事例、そしてそれが生徒募集にどのような影響があったのか、など存分にシェア頂きました。

2部はそれぞれの登壇者の方々が学校現場で行っていること、またその具体的なノウハウをシェアして頂きました。

2部-1 英語力向上(TOEFL、IELTS試験対策)

TOEFL/IELTSのスコアをどうやって上げるか

2部は以下の3人のご登壇頂きました。

市川智子(IDP Education日本統括責任者)
SEAN NOZAKI(English Innovations学校長)
池上聡太(TOEFL公認アンバサダー/UCLA卒)

学校の事例というよりは、どうやってTOEFLやIELTSのスコアを上げるのか、
また、学校現場でどの様に指導していくのか、ヒントを頂きました。

ここではTOEFL106まで取得し、UCLAに進学した体験談や、
学校に講師を派遣し、派遣先の生徒のIELTSスコアを上げた事例とやり方、
また、IELTS運営会社様による、学校現場ですべき取り組みなどを共有頂きました。

IELTSやTOEFLはまだまだ日本では受験者はそれほど多くないですが、
スコアを取ることで得られるメリットも、データをもとにご説明頂きました。

2部-2 生徒の海外意識の醸成

海外意識の醸成

海外進学への関心度合いは地域にもよってきますが、海外進学実績を作っていくためには学校での取り組みも必要になってきます。

池田靖章(香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 学校長)
黒澤眞爾 (関東国際高等学校 副校長)

ここでは世界中に多くの学生を輩出している関東国際高校さんの黒澤副校長先生や、
池田先生に再登壇頂き、学校での取り組みや、それに対するお考えなどもシェア頂きました。

生徒の進学意識醸成に、卒業生の声を聞かせること、また、保護者も含め、海外へ連れていくことが効果的であるといった事例が印象的でした。

2部-3 海外進路指導&奨学金の活用事例とノウハウ

海外進路指導&奨学金の活用事例とノウハウ
最後の部は、恐らく学校様が最も苦労されている海外進路指導の仕方の部分です。

共有頂くのは以下のお三方に。

日野田直彦(千代田国際中学校 校長)
生澤高典 (成立学園高等学校 探究クラス主任)
松永みどり (アゴスジャパン 留学指導部)

奨学金の仕組や、海外進路指導の基本をアゴスの松永様にご説明頂き、再登壇頂いた日野田先生や、今年14大学の実績を出された成立学園の事例を発表して頂きました。

海外トップ大学に合格させるための方法と、英語力がそこまで向上しなかった生徒でも、海外の名門大学に進学する方法の紹介、またお金を理由に海外を目指せないという固定観念を払拭するような奨学金取得テクニックなど、学びの多い時間でした。

閉会の挨拶

閉会の挨拶

閉会の挨拶は文科省トビタテジャパンにさんにお願いしました。
トビタテが高校向けに行っている支援の内容は、会の総括をして頂きました。

まとめ

教育シンポジウムの会場

GIPではこの様な取り組みを続けていきたく思っています。

海外進学者の増加は、日本政府の未来創造会議の指針でも示されておりますし、
時代の変革と共に、選択肢が世界に広がっていくことは自然な流れです。

未来をつくる生徒様のためにも学校現場で、円滑な取り組みが出来るよう、
学校の事例やノウハウを共有するプラットフォームになっていけばと思っています。

次回以降をこうご期待ください。